(新)美容師楠本真澄のパパパナいブログ

東京の原宿/表参道で美容師をしている楠本真澄のブログ。アッシュ系ブリーチなしカラー、ストレートパーマ系の技術に特化している。好きな言葉は「うんち」。予約専用LINE ID「masumi-kusumoto」

縮毛矯正の失敗による傷みとクセを髪質改善ストレートで直しましょう!

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なんてことだ。美容院で縮毛矯正やったのに、クセは伸びてないしめっちゃ傷んだし、、、これどうすればええねん。。。

 

そのままにしてても嫌だし、美容院でやり直してもらうにもまた傷みが増してクセが伸びてないとかのほうが嫌だし、、、

 

その状況、とてもツライかと思います。

おみくじ引いてリアクションに困る「小吉」が出た時よりツライかと思います。

 

 

そこで、私がその解決方法施術事例を交えて解説させていただきます。

 

原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。

好きな漬け物は、野沢菜です。

 

 

 

  • なぜ、縮毛矯正の失敗が起こるのか。

 

まず、これです。これを語らずにはいられません。本気出せば焼酎の水割り片手に3時間語る僕ですが、答えは見えてます。

 

1液の薬剤選定ミスによる過軟化、または軟化不足、が考えられます。

 

これだけ聞いてもよくわからないことは存じ上げておりますゆえ、まず縮毛矯正やストレートパーマをどうやって施術するか簡単にご説明します。

 

  • クセがある部分に、1剤と呼ばれる髪の中に含まれる結合を切る(詳しく言うと柔らかくする、または伸ばす)成分を含んだ薬剤を塗布します。その後一度水洗し、乾かしてからストレートアイロンでクセを伸ばし形状記憶させ、2剤を塗布し固める。また、覚える必要は全くないですが、1剤には結合を切る「還元剤」、還元剤を髪の中に入れるため髪を柔らかく膨潤させる「アルカリ剤」が含まれており、2剤は1度切れた結合を再びくっ付ける「酸化剤」が含まれております。

 

 

この要領で縮毛矯正、ストレートパーマをかけていくわけですが、還元剤の種類、アルカリの強さの度合いは、薬剤によって多種多様です。それはつまり、髪質、クセの種類、ダメージ度合い、に合わせた薬剤選定が必要不可欠になります。

 

縮毛矯正、ストレートパーマの失敗は、基本この「1剤の選定ミス」により起こります。

 

髪質に合ってない薬剤を使用してしまった。

クセの種類に合ってない薬剤を使用してしまった。

ダメージレベルを無視して薬剤を使用してしまった。

 

このようなことがあると、基本的にクセは伸びないし傷みも蓄積されます。

結果、ツラたんです。

 

 

そして、これは大体美容師側の問題ですが、断定は出来ません。

 

たまにあるパターンですが、初めて行く美容院などにて、過去の施術履歴を曖昧な感じで言ってませんか?

黒染め、ブリーチ、ハイライト、縮毛矯正、ストレートパーマ、ヘナ、などの履歴があれば、必ず言いましょう。聞かれなくても、「何年何月に縮毛矯正してます。ブリーチしてます。」と言いましょう。「そんなことわざわざ言わなくていっすよ〜」という美容師に対しては、きゅうりを鼻の穴に詰めて口の中に大根入れてアボガドで乳首ドリルをして店をあとにしましょう。

 

医師、薬剤師などもそうですが、我々美容師も過去の施術の履歴は必ず知りたいものです。

 

もしブリーチをして黒染めに戻した状態で、染めたことのないバージン毛だと思って縮毛矯正をした場合、あり得ないくらい悲惨なことになるでしょう。

 

髪が長ければ長い方ほど、ここ4〜5年の施術履歴は覚えておき、新しい美容師に担当される時は必ず履歴をお伝え下さい。

 

 

縮毛矯正、ストレートパーマの失敗は、美容師側の薬剤選定ミス、そして、少数ですが、お客様からの薬剤履歴の伝達不十分による薬剤選定ミスです。

 

 

 

 

  • 縮毛矯正を失敗した髪に対するアプローチ方法。施術事例。

 

 

 

まず、こちらの写真をご覧ください。

 

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こちらのお客様は、約1年前まで僕が担当させていただいていたお客様です。

縮毛矯正を半年に1回ペースでかけさせていただいておりました。

しかし、他の安い美容院にて縮毛矯正をし、「クセが伸びずハンパなく傷んでしもた。へるぷみー。」という感じで再会。

 

 

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見てわかる通り、クセもしっかり残ってるし、傷みが伺えます。

 

これを直すのは、実はなかなか難しい。

 

ただ単にクセがある状態からなら施術は簡単ですが、1度薬剤を使用しております。

そのため、ただ単にクセがある髪ではなく、薬剤の履歴(しかも縮毛矯正剤)があるクセなため、まぁこれ難しいです。

 

下手にクセを伸ばそうと思っても傷みが蓄積されるし、傷みを気にしてたらクセが伸びません。

 

 

ここで、僕の髪質改善ストレートパーマの登場です。

 

髪質改善とは、傷みやクセを改善しながらストレートにしていく施術です。

 

さっきも言った通り、まぁ難しいですが、出来るからこそやるのです。

 

髪の状態、髪質、クセ、ダメージなどを頭に叩き込み、施術を開始します。

もちろん、「なんで美容院浮気したん?」とイジることも忘れません。

 

 

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こちらはビフォアの髪の内側の状態。

 

 

傷みとダメージを同時に改善していく場合、最初に説明した1剤の薬剤選定が高クオリティで必要になります。

 

今回、僕が使用した薬剤は、

 

  1. 根元付近(塗布15分) → プライアH1:プライアリラクサーSP 1     5:1
  2. そこから中間(塗布10分) →  プライアH1:プライアS1     3:1
  3. 毛先のハイダメージ部(シャンプー台でサッと1分) →   プライアS1:トリートメント      1:1

 

 

てな感じに。

ダメージは毛先に向かってグラデーションになっており(毛先がダメージ大)、クセは逆に毛先に向かって弱いのです。

ですので、髪質、ダメージ、クセの種類によって、このような薬剤選定にさせていただきました。

 

中間水洗した後、スチームやCMCを使用しストレートクリープを促し、ドライに入ります。

その後、丁寧に丁寧にストレートアイロンでサラッと真っ直ぐにしていきます。

 

本当こういう施術は難しいのですが、

 

 

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仕上がりはこのようになりました。

 

とてもサラサラです。ツヤもありますね。

 

僕の髪質改善ストレートやストレートパーマは、乾かしただけで真っ直ぐにまとまってサラサラ髪にする、というのをこだわって施術させていただいております。

 

 

  • まとめ

 

縮毛矯正を失敗した場合、焦る気持ちもわかりますが、まず冷静になり、自分の過去の施術履歴を再確認しましょう。

そして、信頼の置ける美容院、美容師に相談をしましょう。

 

一番やっちゃダメなのが、自分で市販の薬剤を使い施術すること。

難しい病気を自分で治療するようなものです。

高い確率で悪化しますので、早めにご相談くださいませ。

 

そして最後に、美容師1人1人、腕も違えば性格も違う、料金も違う、かかる時間も違います。

全国各地、縮毛矯正などを専門としたサロン、美容師がいますので、よかったら探してみてください。

 

 

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